子宮頚癌ワクチン
子宮頚癌(しきゅうけいがん)ワクチン接種がはじまりました
子宮頚癌ワクチンとは
子宮頸部がんのほぼ100%がHPV(ヒトパピローマウィルス)の感染が原因であることがわかっています。このHPVは約150種類ありますが、その中の約15種類が子宮頚癌を引きおこす可能性があります。
今回接種開始になったのは頻度の最も高い16型と18型のHPVに対する予防効果のあるワクチンです。この2つのタイプで全体の60%を占めています。
子宮頚癌予防ワクチン接種の実際
●10才以上の女性が対象です。
●合計3回の筋肉注射が必要です。(①初回,②1または2ヶ月後,③半年後)
●費用
健康保険の適用は有りません。
公費助成制度の対象年齢では無料です。手続きについては、お住まいの市町村の保健センターにお問い合わせ下さい。
公費助成制度の対象年齢外では、初回が1万8千円+消費税、2回目・3回目がそれぞれ 1万6千円+消費税です
●性体験のないお子様などに対しては接種時期が早ければ早いほど効果的です。
●性体験のある女性の場合は、ワクチン接種の前に子宮がん検診をお受けになることをお勧めします。
●また、現在HPVに感染しているかどうかの検査も可能です。健康保険の適用がないため検査費用は自費で1万円+消費税です。
なおワクチンには100%の予防効果があるわけではないので、ワクチン接種を受けても、1〜2年に1回の子宮頸癌検診をお勧めします。